オーストラリアワーホリの費用はどのくらい?ビザ申請の流れから仕事探しまで【徹底解説】
私たちは、エージェントを使わずにワーホリに行ったけど
エージェントを使うとどのくらいかかるんだろう?
確かに気になる!
ちょっと調べてみよう!
この記事では、オーストラリアワーホリを検討している方に向け、実際にオーストラリアでワーキングホリデーを経験した私たちが、かかった費用・ビザの申請方法・オーストラリアに持っていったほうがいい持ち物や現地での仕事探しについて解説しています。
私たちの体験談も交えながら解説しているので、現地での暮らしの参考になると思います。ぜひチェックしてみてください!
オーストラリアワーホリの費用を大公開!〜経験者の本音〜
まずは、オーストラリアワーホリにかかる費用についてまとめてみました。
【オーストラリアワーホリ】ビザ申請は自分でもできる?
まずは、ワーホリにいくためにはビザを申請する必要があります。
私たちがオーストラリアへのワーキングホリデービザを申請した時期の申請料は、AU$510(2022年8月時点)でした。2024年4月現在の申請料はAU$635なので、日本円で約6万円と私たちが申請を行った時に比べて1万円ほど値上がりしたようです。
また、エージェントを利用しなければ、ビザ申請料以外に必要なお金※は航空券くらいなので、航空券が安い時期に渡航すればかなり費用を抑えられるのでないでしょうか。
ちなみに私たちがオーストラリアに渡航した時期は、新型コロナウイルスの影響で観光客も少なかったので1人約50,000円で航空券を予約できました。
※ ビザ申請時には銀行口座にAU$5,000程度の余裕資金が別途必要です。
また、必ず入らなくてはいけないものではありませんが、海外旅行保険に入っておくと、不測の事態に備えることができるので、不安な方は保険に入っておくことをおすすめします。
▶︎主な海外旅行保険会社
申請にエージェントを使った場合の初期費用
私たちは語学学校には通いませんでしたが、実際に学校に通っている友人に聞いたり、語学学校のサイトを見る限り、語学学校に通いたい場合やホームステイをしたいという場合はエージェントに相談してみるのが良いのではないかと思いました。
▶︎代表的なエージェント会社の費用
滞在期間にもよりますが、多くのエージェント会社では航空券代・ビザ代に加えて20万円以上の費用がかかるようです。
もちろん、自分たちで手続きを行なったほうが費用を抑えられるとは思いますが、エージェントを利用することで面倒な語学がこうの手続きやホームステイ先の確保なども任せることができるので、私たちも語学学校やホームステイを考えていたらワーホリエージェントを利用したと思います!
シドニーでの生活費を大公開!
ワーストラリアワーホリでは人気の都市がいくつかありますが、今回は私たちが主に滞在していたシドニーでの生活費を公開します。
シドニーで生活を行う場合、主に家賃・食費・交際費・交通費(車の場合はガソリン代)がかかります。
特に大きな割合を占めていたのが家賃で、シドニーの家賃にはとても驚かされました
▶︎シドニー滞在中の1ヶ月の生活費用
(オウンルームの料金) | 家賃$1,200程度/人 |
食費 | $600程度/人 |
(お菓子代など含む) | 交際費$300程度/人 |
交通費 | $100程度/人 |
私たちは美味しいものが大好きなのでたくさん外食していましたが、2人とも飲食店にて勤務していたので、賄いがあることが救いでした。例えば、しゅーやんの手取りは月に$3,500〜$4,000程度だったので、外食が多い月でも$1,000程度は貯金ができていた計算になります。
しっかり働いて、節約をしていけばかなりお金も貯められるのではないでしょうか。
オーストラリアワーホリビザ申請の流れを解説!倍率は?審査は?
ここでは、オーストラリアのワーキングホリデービザ申請の条件や流れを解説します。
オーストラリアワーホリの申請条件や必要書類一覧
「ワーホリって、申請がめんどくさいんじゃないの?」と思っている方も多いかもしれませんが(私たちもそう思ってました笑)、実際にやってみると案外時間がかからずできてしまいました。
▶︎オーストラリアワーホリの申請条件
・申請時の年齢が18歳以上30歳以下
・有効なパスポートを所持している
・心身ともに健康である
・子供を同伴しない
・過去にオーストラリアのワーホリビザを取得したことがない
・滞在費として十分な資金5,000豪ドルと往復航空券を購入できる十分な資金を所持している
・オーストラリア国外から申請する
・犯罪歴がない
現時点では、オーストラリアのワーキングホリデービザ申請に抽選のような選考過程はなく、過去に犯罪を犯していたり、重大な病気を抱えていないなど、ほとんどの人は審査を通過することができるでしょう。
しかし、ワーキングホリデー制度を利用して渡豪する方が増えてきているので、審査には時間がかかることもあるようです。ビザの許可が降りてからは1年間の猶予期間があるので、まずはビザを取得してから航空券を購入するといいでしょう。
オーストラリアのワーキングホリデービザ申請方法
ネットで検索
『Australian Department of Home Affairs』で検索し、画像の赤丸で囲ったサイトをクリック
サイト内検索
サイトクリック後、検索画面が出てきます。
そこに『First Working Holiday Visa』と入力して検索し、『Working Holiday Visa(subclass 417)-First Working Holiday Visa』をクリック。
申し込み
『Apply』をクリック後、個人情報を登録、カード決済で申し込み完了です。
大きく分けると、3ステップで申し込みが完了してしまいます。個人情報の入力には、主にパスポート情報が必要になるので手元に準備してから申請を始めましょう。
たくさん英語が出てきて、英語が苦手な方はめんどくさいと感じるかもしれませんが、ビザ申請からワーキングホリデーは始まっていると思って、わからない英語などは調べながら申請するといいでしょう!勉強になると思います!
また、以下の記事ではワーキングホリデーには興味があるけどまだどこの国にしようか迷っている方向けに、オーストラリア以外の人気のワーキングホリデー先のビザ申請条件などを紹介しているので、参考にしてみてください。
オーストラリアワーホリの準備!持ち物や持っていけばよかったものを紹介
ここでは、オーストラリアに滞在するにあたり、必要な持ち物や実際に持って行ったもの・持って行った方がいい持ち物について紹介します!
必要な持ち物
パスポート
まず、飛行機に登場するにも必要なパスポートは忘れてはいけません。オーストラリア滞在中に期限が切れないように、発行・更新は事前に済ませておきましょう!
航空券
ワーキングホリデーのように、長期滞在の場合は以行きの航空券だけ持っていれば大丈夫です。
ビザ
ネット上で確認できるため、物というわけではありませんが、可能であればビザが発行されたことがわかる画像のコピーなどを印刷して持っておくといいでしょう。
海外保険の証明書
渡航先で事故や事件があった際は、保険会社にすぐ連絡ができるように書類を持っていくといいでしょう。
クレジットカード・デビットカード
海外ではキャッシュレス化が進んでいるところも多く、実際にシドニーで現金を使うお店はほとんどありませんでした。
現金
現地ではクレジットカードやデビットカードでの決済が多いので現金はそこまで必要ないかもしれませんが、銀行口座開設時など必要な場面もあるので、少額でも両替して持っていくといいでしょう。
下の記事では、おすすめの外貨両替サービスを紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください!
持っていってよかったもの・持っていけばよかったもの
日焼け止め
オーストラリアの日差しはかなり強いです!特に夏場は日焼けを超えて、火傷になるのでできるだけ日焼け止めは持ち歩くようにしましょう!
サングラス
こちらも、日焼け止めと同じように紫外線対策として持っていきましょう。オーストラリアにいると、サングラスをかけている人がたくさんいますが、おしゃれよりも目の健康を気にしている方が多いようです!
変圧器・変換プラグ
日本製の電化製品を持っていくなら、変圧器や変換プラグも必要になります。現地でも購入可能なので、そこまで心配しすぎる必要はありません。
私たちは、変圧機能のない変換プラグを持って行ったら、ドライヤーから煙が出てきたので、真似しないでください笑
あれは、さすがに焦ったよね!
常備薬
海外では日本に比べて体が大きい人も多いため、日本で販売されている薬と用法容量が異なることもあるようです。普段から飲み慣れている物があれば持っていきましょう。
また、女性の場合は生理用品なども海外製品が合わないということもあるので、心配な方は余分に持っていくといいでしょう。
国際運転免許証
国際運転免許証を持っていくと、オーストラリアでは現地で免許証を申請する必要なく車の運転が可能です。
日本食
私たちが、オーストラリアでいちばん欲していたのが日本食です!アジアンマーケットやスーパーにも日本で馴染みのある調味料が置いてある場合がありますが、金額が高く現地では高級品に感じます。
特にほんだしなどの、顆粒だしを持っていくと自炊の幅が広がるなと感じました。
オーストラリアに着いたらやることリスト〜電話番号・銀行・家探し〜
オーストラリアに着いたら、まずは現地での電話番号・銀行口座・家探しをしましょう。
オーストラリアに到着したときは英語力ゼロというわけではありませんでしたが、スムーズに英語でやりとりできるというレベルではなかったので、無事に生活していけるか不安でしたが、なんとか最初の関門である携帯電話や銀行口座の開設、住む家を探すことができました。
オーストラリアでは電話番号があれば銀行口座が開設できる!
私たちは、オーストラリアについてすぐ電話番号と通信プランの契約を行いました。
2人とも日本で使っていたスマホとは別に、使っていない古いスマホなどを持ち込んだので機種代はかかりませんでした。
シドニーに到着してすぐは、あまり情報を仕入れていなかったので、滞在先のシドニーのTown Hall周辺で携帯ショップを探し、Vodafoneで電話番号と通信プランの契約を行いました。
渡豪直後は現地の英語を聞き取ることに苦戦して、半分くらいしか内容を正確に聞き取ることができませんでしたが、なんとか電話番号を取得することができ、銀行口座の開設に向かいました。シドニーの繁華街では、携帯ショップも大手の銀行もたくさんの支店があるのでアクセスの心配はしなくて大丈夫だと思います。
私たちは、ANZとという大手の銀行で口座を開設しました。基本的にはどの支店でも入り口付近に案内係の人がいるので、勇気を持って“I wanna make a bank account.”と伝えてみましょう。調べてみたところ、シドニーには日本人のスタッフがいる支店があるようなので、どうしても自信がない方はその支店に行ってみるのも手かもしれません。
午前中にオーストラリアに到着予定であれば、その日中に電話番号取得と銀行口座開設ができるといいでしょう。
以下の記事では、実際に私たちの電話番号取得・銀行口座開設時の内容をまとめています。また、オーストラリアの主なキャリアの料金比較も行なっているので、電話番号取得に役立つと思うので興味のある方はチェックしてみてください!
お金が尽きる前に住む家を探しましょう!
オーストラリアで一番難関となるのが、家探しだと思います。
特に新型コロナウイルスの影響が弱まってきてからは、ワーキングホリデーや留学でオーストラリアに世界各国から人が集まりました。人の数が多いだけでなく金銭的な面でも家探しは一筋縄ではいかないので、「どうせすぐに見つかるでしょ」という甘い気持ちは捨てていきましょう!
私たちが滞在するシドニーでの家探しは、主に日本語サイトのJam’TVや日豪プレス、英語サイトのFlatmatesで行いました。どのサイトでも様々な物件が掲載されており、基本的には日本と同じようにお問い合わせをして、内見をして、契約をするということに変わりはないのですが、オーストラリアの都市部ではシェアハウスが主流なので個人間でのやりとりになる場合も多く、悪徳オーナーも多いようなので騙されないように注意が必要です。
ちなみに、私たちが滞在した一つ目のシェアハウスでは日本にもよくいるアイツが大量出現しました。ゆりやんはアイツが大の苦手なので、すぐに引っ越しを決めました。笑
よければ、下の記事をチェックしてみてください!
オーストラリアのアイツは日本のものよりデカかったです!
動きは遅いけれど、気持ちが悪いことに変わりはありません!
オーストラリアワーホリの現実!仕事が見つからないって本当?
次に、オーストラリアでの仕事探しについて紹介していきます。
ワーホリで来た方が、「仕事が見つからない」「仕事が決まらない」という情報を目にすることがあるとは思いますが、雇用条件や給与面をこだわりすぎなければ、家探しほど難しくはないでしょう!
オーストラリアでの仕事の探し方
ワーキングホリデーの方や留学生が仕事を探す場合は、ネットで検索 or 直接お店にレジュメ配り→メールで連絡→面接&トライアルという流れになるでしょう。
仕事探しで私たちは、日本語サイトのJam’sTVと英語サイトのGumtreeを活用しましたが、実際に街を歩いてみて気に入ったお店にレジュメを配るという方法もありだと思います!
レジュメを配って仕事を探す際には、アルバイトの方に渡すとマネージャーに渡す前に捨てられてしまうということもある※らしいので、可能であればマネージャに直接渡すことをお勧めします。
※ 従業員が増えるとシフトが減ってしまうからライバルを減らしたいみたいなことらしいです。海外らしいですよね。笑
私たちが、シドニーに滞在していた頃とは、人の多さや雇用条件なども変わっていることもあるとは思いますが、仕事が見つからないということはないと思います。
特に、シドニーの場合、人手不足な飲食店は多くありますし、カジュアルと呼ばれる比較的不安定な雇用形態※で働く人も多いので、空きは随時出ているのではないでしょうか。
※ 雇用が不安定な分、時給が高いというメリットもあります。
オーストラリアで仕事を始める前に
そして、仕事を探す前または働き始める前に、TFN(タックスファイルナンバー)やRSA(Responsible Service of Alcohol)などの取得を終わらせておきましょう。
TFN(タックスファイルナンバー)
Tax File Numberとは、オーストラリアの納税者番号のことで、オーストラリアでお金を得る行為を行う際には取得が義務付けられています。
申請にお金はかかりませんが、約20分ほどかかりオーストラリア国内にいることが必須になるので、オーストラリアに到着後、なるべく早く済ませておくといいでしょう。
申請方法は以下の記事で詳しく解説しているので、時間のある時にチェックしてみてください。
仕事が見つかり、働き始める際にはTFNの提出を雇用先から求められるので、初出勤日に口座番号などと一緒にメモに控えておくといいでしょう。
RSA(Responsible Service of Alcohol)
RSAは Responsible Service of Alcohol の略で、オーストラリアでアルコールを取り扱う店舗で勤務する際に必要になります。
シドニーやメルボルン等の主要都市にはワーホリ勢や留学生がいるので、なかなか仕事が見つからないという話も耳にすることがあります。RSAを取得することで勤務可能な店舗も広がるため、ぜひ取得しておくことをおすすめします。
下の記事では、RSAの申し込み方法及びテスト合格のコツも解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
USI
USIとは Unique Student Identifier の略で、無料で取得できる学生番号のようなものです。
学校などに行く予定はないという方でも、RSAの取得やバリスタ育成コースなど様々な資格を取る際に必要になります。現時点で、RSAやバリスタの資格なども取得する予定がないという方も、オーストラリアに着いたらやることリストに追加しておいて損はないでしょう!
詳しいUSIの取得方法は下の記事を参考にしてください。
オーストラリアワーホリって稼げる?
そして、多くの方が気になるであろうオーストラリアワーホリは稼げるかどうかという質問ですが、結論からいうと稼げると思います。
ただし、お金が貯まるかという質問に対しては、yesともnoとも言えません。
私たちは、プライベートな時間も大切にしたかったので、シェアハウスの中でもオウンルームという自分たち専用のシャワールームとトイレがついた部屋に住んでいました。
また、美味しいものが大好きな私たちはよく外食していたので、いい給料ももらっていましたが出ていくお金もたくさんありました!笑
しかし、それでもギリギリの生活ということはなく少しずつ貯金もできていたので、やはりオーストラリアの給料の高さに感謝しています。
節約もしていけばたくさん貯金できると思うので、ワーキングホリデーでしっかりお金を貯めたいという方は、目標や計画を立てて生活してみてください!
この記事では、私たちのオーストラリアワーホリの経験をもとに、ビザ申請から仕事探しまでの流れを解説しました。
辛いことや大変なこともたくさんありましたが、総じてオーストラリアでのワーキングホリデーは楽しかったです。
英語力の向上・いっぱい働いて稼ぐ・友達をたくさん作るなど、ワーキングホリデーの楽しみ方は十人十色なので、皆さんも自分なりの楽しみ方を見つけて充実したワーキングホリデーを過ごしてくださいね!